マイナー月刊誌を読もう!
ネット界隈ではマイナーな月刊少年誌(月刊少年ジャンプ、月刊少年マガジンとか)の感想を中心にマンガ・レビューをやります。ネタバレしまくりです!
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- 2008-07-07
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SF度/☆☆☆
天才度/☆
おすすめ度/☆☆
・この作品を読んでから『万物理論』を読むのはアリ、逆はナシ。ゼッタイ、ナシ。
卒業が危ない理系の大学生の主人公。大学に出てこない天才学生・穂瑞の面倒を見てくれと教授になぜか言われ、気が付くと彼女と組んでゼミで討論することに。
そのお題は「宇宙を作れるのか?」という荒唐無稽なものだった。
だが、彼女は、宇宙が作れることを「実証」しようとしだし…。
小松左京賞受賞作で映画化もゲーム化も決まってるそうです…。
………へ〜。
さ、さて、まず、SFとして評価しましょう。
アイデアは面白いし、途中の仮想世界の中の人類の宇宙創生実験のくだりなども興味深く読めます。そこそこ理屈も通っている気がします。
でも、最大の問題はラストに主人公がまとめる「保障論」でしょう。なんじゃ、そりゃ、と脱力してしまいます。何というか、子供の作文か青年の主張のような幼い感性がだだもれです。
せっかくいいとこまで行ってたのに…と悲しくなります。
そして、結局、何となく中止してしまった創世実験。ストーリーの都合上、やめましたという感じがアリアリです。うーむ。
エンターテインメントとしてはどうか。
まず、日記形式の叙述の仕方。全く無意味。日記であることに何かあるのかと思ったら、ただの一人称じゃねーかよ、と。
そして、キャラ。最大のヒロインの天才少女・穂瑞。この子が全然、好きになれない。その時点で、作品として終わっているという意見もあります。
更に、天才、天才言う割には…。よく、ここで書いている「天才性」を表せきれてません。しかも、作家さんの力量というより、その気がないのなかなって感じがします。
それと、ラストですね。まあ、読者の期待としては、主人公とくっつかないまでも少しくらいいい感じになるのかなあと思ったら、まるっきり関係なし。というか、それにとどまらず、この事件に関わったことで主人公が物理的にも精神的にもほとんど変わっていない感じが悲しい。得たのは「保障論」だけかよと。
素材が生かし切れていない感じの欲求不満がたまる作品でした。
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